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にっき

チューペットとてんまた

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チューペットとてんまた

なんか週一更新になりつつある…?
週三でブログ更新したいと言っていたのは何だったのか… 曜日決めてみるとかがいいのかな〜!!?
色々いいたいことはあるのにいざ文章にしようとすると語彙もないし時間もないしで難しい〜!

そういえばもうだいぶ暑くなってきてアイスが美味しい時期ですね〜!
チョコミントアイスが好きなんですけど全然見ないな…?コンビニちょこちょこ覗くんですがなんか去年よりラインナップが少ない…?まだ七月だからかな。美味しいチョコミントアイスの情報はかなやまで! そうして肥えていく…

続きからアイスクリームというかチューペットに関するてんまた小話。書いてから気付いたけどチューペットって全国で通じる呼び方じゃなかったっけ…?




冷凍庫の中には色とりどりのチューペットが冷やされていてすごく綺麗だった。弟くんたちのためにいっぱい凍らせておいてるらしい。うわぁって思わず声を上げたら、瞬木がおかしそうに笑った。神童さんの笑い顔が重なって思わず瞬きした。サスケと散歩したこととか、剣城が実は甘いものが好きなこととか、そういう何気ないことを話した時に見せる顔だ。それで不思議なことに、神童さんが笑ってる時は秋ねえとか父さんとか母さんのことを思い出す。
「何色がいい?」
「えっとね、ムラサキ!」
「オレはオレンジ」
瞬木は紫と橙の冷たいしあわせを取り出して、それぞれポキンと二つに折る。それからオレンジの片方を咥えて、残りをオレの口元に差し出した。
「ん」
口開けろ、ってことらしい。素直に従ってチューペットを咥えたらオレンジの甘酸っぱさが口の中に広がって自然と頬が緩んだ。
「えへへ、美味しいね」
瞬木は大きな目でじっとオレを見て、それからチューペットを見て、ちょっとだけ眉をひそめた。
「どうしたの?」
「……いや、別に」
「でも、変な顔してるよ」
「うるせー」
黙れって言われながら紫の方も口に突っ込まれる。思わず噎せて文句を言ったら、瞬木は大きくため息をついてアンタはガキだなと呆れたように呟いた。一つしか変わらないくせに、なんなんだよ、もう。だけど瞬木の声はすごく優しくて、やっぱり母さんたちを思い出す。

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